長男の参加する中学の野球チームで3年の秋には卒団アルバム、記念品、式の会場など高額の費用がかかる為、
一年時から少しずつ積み立てていきなりの高額出費に備えていくことになり父兄が1ヶ月ごとに順番でチームの子供の父兄から徴収する事になりました。

 

一年二年と順調に積み立て金も貯まり、知らぬ間に貯まっていくものでみんなで喜びあっていました。
しかし、二年の秋頃、次の順番を翌月に控えた私に、前の順番だった学年母の代表をしているAさんから、大事な話があると連絡が入りました。

 

聞かされた真実は大変な事でした。
一年時の積み立て始めの頃、チームの名前では口座を作ることは困難との話で、
とりあえず郵便貯金なら土日の入金も可能だったので、仕事で忙しい父兄でも利用しやすいように私の名前で口座を作りました。

 

それが仇になってしまい、転職などで払わなかった税金の滞納があった私が口座にお金があるとみなされ、通帳から引かれていました。
その額三十万近く。
頭が真っ青でした。
市役所に事情を話しましたが、聞き入れてはもらえません。
もう同級生の父兄に訳を話して謝罪の覚悟を決めました。
でも、いつもグランドで一緒に話し、笑いあったMさんが、事情を察してくれ、何事も無かったようにお金を用意してくれました。
恥をさらす必要はないとまで言ってくれました。
本当に神さまでした。

 

税金を滞納するくらい生活もギリギリだった私はあてもないのに、気持ちはなるべく早く返したくて、一年以内にと言ってしまいました。
しかし、顔を合わせる機会をなるべく避けたり、少しずつでも良かったのに、全く返さない月があったりでなかなか完済できませんでした。
だんだん距離感を感じ、でもMさんは私に詰め寄ったり責める事はしませんでした。

 

毎日考えるのは早く返したい。
でも、自分の生活を優先していました。
Mさんの誠意を私は裏切ってしまいました。
その後も残金を一括すれば会うのは一度で済みますが、用意も出来ず、連絡を取れない状態が続いています